熱中症になりやすい人って? 〜子供と高齢者は要注意!〜

梅雨もあけて、本格的に暑い時間が長くなってきましたねー。

朝通勤のため駅まで10分ほど歩くだけでも、汗を結構かきます。

そのまますぐに電車に乗るんですが、クーラーが効いてる電車でもなかなか汗はおさまらず、タオルが欠かせません。

私はまだ室内で働いているので、まだいいですが、外で働いている人は本当大変だと思います。

私たちのように喉が渇いたって感じたり、ちょっとした体調の変化に気づけないと熱中症になりやすくなります。

では、どんな人が上記のような変化に気づけないのか・・・。

タイトルにもあるように、ズバリ子供と高齢者が熱中症になりやすいです。

今回はなぜ子供や高齢者がなりやすいか、どういう対策をとれば良いのかを私なりにまとめてみました。

なぜ子供が熱中症になりやすの?

子供でも特に気をつけて欲しいのが、乳児・幼児です。

理由が2つあります。

①体温が高く、汗をかきづらい

乳児や幼児は新陳代謝が活発で体温が高い特徴がありますね。

しかも、汗を外に放出する汗腺というところの発達が未熟であるため、汗をかきにくいんです。

私たちは汗をかくことで体温調整をしているのですが、その汗をうまくかけない上に、元から体温も高いというダブルパンチ!

私たちが当たり前のようにできていることが、まだ発育途中であることを私たち大人がわかっていないとですね。

②地面からの距離が近い

晴れている日は地面に熱がこもります。

気温が32℃の時、地面から50センチのところで35℃、地面から5センチのところで36℃以上になることもあるようです。

暑い日は、気温に比べて地面に近いほど熱は高くなるようですね。

ベビーカーなどで日陰にしていても、地面に近い分熱は高めかもしれません。

では、どんな対策をしたらいいでしょう?

子供の熱中症の対策って?

①顔色や汗のかき方をできるだけこまめに観察しましょう

顔が真っ赤だったり、いつもより大量に汗をかいている場合は、体温が上がっている可能性があります。

すぐに日陰などで休憩をして、あれば保冷剤などの冷たいもので体を冷やしてあげましょう。

子供は皮膚が弱いため、当たり前かもですが直接保冷剤は当てず、タオルなどに巻いてわきや首元に当てて体温を下げましょう。

②水を摂る習慣をつけましょう

当たり前なことですが、喉が渇いたらお水を飲むという習慣づくりが大切です。

そのためには、喉が渇いたという感覚を覚えてもらうところからしなくてはいけないですよね。

難しいですが、こまめな声かけしかないのかなと思います。
「喉がカラカラになってない?」「喋りにくくない?」とかですかね?

人間の体は60〜70%が水でできていると言われますが、小さければそれだけ体内に含まれる水分は少ないです。

ただでさえ代謝がいいので、こまめに水分補給をすることはとても大切になってきます。

乳幼児だけでなく、児童・中高生ももちろん注意は必要です。

部活動などで体を動かす機会が多いので、それだけ大量に汗もかきますよね。

あと、興奮してつい夢中になってしまうので、水分取るのをつい忘れてしまいがちです。

年齢関係なくてもこまめな休息・水分補給は必須になりますね。

なぜ高齢者が熱中症になりやすいの?

①水を摂る機会が少ない

年齢を重ねていくと、体の感覚も鈍くなりがちで、喉の渇きを感じづらくなると言われています。

また、おうちにいることが多く、あまり動かず汗もかかないからと水分を摂るのを控えがちです。

あとは、水分を摂ると頻尿になったり、むくんでしまうと思って水分をあまり摂らない方もいらっしゃるかもしれないですね。

②体内に含まれる水分量が低下する

上記でも書きましたが、私たちは60〜70%が水でできていると言われています。

高齢になってくると、水分を蓄える筋肉の量が低下するため50〜55%まで水分量が低下すると言われています。

体内の水分量が私たちよりも少ないなら、私たちよりも脱水になりやすいですよね。

さらに、腎機能が悪い方は特に利尿剤と言って、尿を出しやすくするお薬を処方されているかと思います。

尿を出しやすくするお薬を飲んだら、水分を取っても、そのまま尿として出されてしまいます。

ましてや、水分をあまり取っていない人が利尿剤を飲んだら、体内の水分量は50%を下回って余計に脱水になりやすくなってしまうかもしれません。

では、高齢者の方に対する熱中症対策はどうしたらよいでしょう?

高齢者の熱中症対策って?

①こまめに水分補給をしましょう

これまた当たり前ですが、ただでさえ体内の水分保持量が少ない上に摂取量が少なかったら、すぐに脱水になるのも当たり前なんです。

水分をしっかり摂るのは必ずしなくてはいけないことです。

とはいえ、喉の渇きを感じづらいから、ついつい水を飲むのを忘れちゃいそうですよね?

そこで私からの提案で、1.5ℓのペットボトルにお水を入れていつも過ごしているお部屋(目につくところ)に置いて、1日かけて全部飲むのを目標にしてみるのはどうでしょうか?

または、500mlのペットボトル3つとか。

ちなみに、1.5ℓはどこからきた数字かというと・・・

私たちは1日に尿や便・汗などで外に出る水分は約2.3ℓと言われています。

その2.3ℓを摂取する内訳の目安が、飲水1.5ℓ+食事0.6ℓ+代謝水(食物の栄養素が代謝されてできる水)0.2ℓと言われているからです。

話を元に戻すと・・

初めから1日で1.5ℓ全部飲むのはきついかと思うのですが、飲みきれなくても、日頃どれだけ水分が摂れていないのかを知るいい機会にもなると思います。

やはり水分を摂る習慣って大事ですよね。

涼しい環境・涼しい格好をしましょう

高齢になってくると上記にも書きましたが、感覚が鈍くなりがちです。

そのため、暑さにもなかなか気づきづらいかと思います。

なので、暑さを感じなくても風通しを良くしたり、扇風機・エアコンなどで涼しい環境を作ったり、涼しい服装を心がけることが大切です。

なかなか気温の変化に気づきづらい方に良さそうな商品を発見しました。

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熱中症指数の上限を超えるとアラームがなるようです。
お一人で暮らしている方とかには良さそうです。
乾燥のアラーム機能もあるので冬にも使えそう!

他にもガス報知器にも熱中症お知らせ機能つきのものが多数あるようでした。
ガスを使ってらっしゃる方は、こんな機能つきのガス報知器にかえるのもありですよね。

さいごに

子供も高齢者もそれぞれ熱中症になりやすい要素はそれぞれあるものの、やっぱりこまめな水分補給が何よりも大切ってことでしたね。

家族みんなでお互い気をつけつつ、猛暑を乗り越えていきましょう!!

 

この記事を書いた人

mizue

mizue

臨床検査技師としてクリニックで働いているアラサー女子です。

栄養やアロマに興味があり、分子栄養学カウンセラー(認定ONP )・栄養コンシェルジュ2つ星と嗅覚反応分析士(サードメディスン)を取得しました。

長生きするなら最期まで好きなことをして、元気に楽しく過ごしたい!
そんな思いで栄養やアロマを使って、日々健康管理を頑張っています。