免疫力を上げる栄養素ってなーに?第3弾 ビタミンA

前回に引き続き、免疫力UPに関わる大事な栄養素をまとめていこうと思います!

免疫力を上げる栄養素3 ビタミンA

あれ、またビタミン!

5大栄養素の1つであるビタミンは、やっぱり免疫にも欠かせないんですね。

必須ビタミンには、脂と仲が良い脂溶性ビタミンである、D・A・K・E水に溶ける水溶性ビタミンであるB群・Cがあります。

前回の話のビタミンDと共にビタミンA も脂溶性ビタミンになるので、比較的熱に強く、油分と共に摂ると効率よく体内に取り込める特徴があります。

では、実際に摂れているのか、不足症状が出てないかチェックしてみましょう!

ビタミンA不足かチェックしてみよう!

当てはまるものはいくつありますか?

□肌が乾燥する
□目が乾燥する(ドライアイ)
□ピロリ菌に感染している
□イボや魚の目ができやすい
□風邪を引きやすい
□シワが気になる
□夜盲症が気になる(暗いところが著しく見えづらい)
□歯周病がある
□ニキビや吹き出物ができやすい
□がん家系である
□アトピー性皮膚炎が気になる
□婦人科のトラブルがある(子宮内膜症・子宮筋腫)
□鼻の中が乾燥する

引用文献:オーソモレキュラー栄養学研究所HP参照

いくつ当てはまりますか?

当てはまるのが多いほど、ビタミンA不足傾向があるかもしれませんね。

実はビタミンA、お肌にとっても関わり深い栄養素の1つでもあるんです。

免疫力を高めつつ、一緒に美肌も手に入れちゃいましょう!!

ビタミンAの役割って?

  1. 粘膜を守る
    ➡︎鼻・喉・肺などの粘膜の材料となり、ウイルスなどの侵入を防ぐ
  2. 健やかな皮膚・爪・髪を維持する
  3. ウイルスと戦うIgA抗体を作る
  4. 高い抗酸化作用をもつ
    ➡︎動脈硬化の抑制・アンチエイジング

    ウイルスは、鼻や口などから体内に入ってきます。

その時に少しでもウイルスが体内に入るのを防ぐために、喉の粘膜には腺毛と言われるほうきのような毛で覆われています。

その細かい毛がバタバタ動くことでウイルスなどの外敵を追い出してくれています。

その表面を粘液が覆っており、その粘液の材料となるのがタンパク質とビタミンAなんです!!

外からの侵入から守るためにもタンパク質とビタミンAが重要ということですね!

どのくらい摂ればいいの?

オーソモレキュラー(分子栄養学)的には1日あたり5000IU〜10000IUが推奨されています。

この量も前回のビタミンDと同じく、日本の厚生労働省が推奨している量に比べたらはるかに多い量です。

こちらもこの量は食べ物だけでは到底摂れない量なので、サプリメントが必須になります。

この量を必ず摂ろうとしなくても、日頃の食事を摂るときに意識して摂ってみるところからぜひ初めていただけたらと思います!

普段食べてるものってどのくらいのビタミンAが摂れるの?

動物性食品のレバーや牛乳、バター、チーズなどに多く含まれています。

たくさん摂るにはレバーやうなぎが最強ですね!

特にレバーは、鉄分も豊富で貧血予防にもなるので積極的に摂りたい食材の1つです。

とはいえなかなか、新鮮なレバーじゃないと調理が難しかったり、独特の臭みもあったりして苦手な方も多いと思います。

私も、レバー苦手です・・・。

触るのも嫌ですし、下処理とか大変そうなイメージもあるので、たまにスーパーのお惣菜のレバー煮を買ったりして食べています。

私はちゃんと摂れている自信がないので、サプリメントで補っています。

食材で摂れる人は食べ物から摂っていきましょう!!

ビタミンAとタンパク質

ビタミンAは脂と一緒に小腸で吸収されます。

吸収されたビタミンAは、タンパク質とくっついて肝臓などに厳重に運ばれ、いざの時のために貯蔵されます。

タンパク質がないと、せっかく摂ったビタミンAを運んでくれる人がいないので体内に貯蔵されないというもったいないことが起こってしまいます。

なので、ビタミンAもタンパク質も不足なくしっかり摂って体に貯蔵していきたいですね!

免疫力UPにはビタミンAが大事!!

ウイルスを体内に入れないための粘液の材料でもあるビタミンA、タンパク質と一緒にしっかり摂っていきたいですね!

この記事を書いた人

mizue

mizue

臨床検査技師としてクリニックで働いているアラサー女子です。

栄養やアロマに興味があり、分子栄養学カウンセラー(認定ONP )・栄養コンシェルジュ2つ星と嗅覚反応分析士(サードメディスン)を取得しました。

長生きするなら最期まで好きなことをして、元気に楽しく過ごしたい!
そんな思いで栄養やアロマを使って、日々健康管理を頑張っています。