腸は、糖・アミノ酸・脂質などの栄養素を吸収したり、第2の脳とも言われるように神経伝達物質のほとんどが作られているなど、人体にとって重要な役割のある臓器です。
そんな重要な腸に炎症が起こってしまうと、体の至る所に影響が出てしまうんです。
腸の炎症はリーキガット症候群の原因にもなります。
では、そのリーキーガット症候群ってなんでしょう??
リーキー:漏れる、ガット=腸という意味で、日本語で腸もれ症候群と言われています。
腸に炎症が起こることによって、小腸粘膜の細胞と細胞の間の隙間が空いてしまい、健康な人は栄養素のみ取り込まれるところ、体に有害な細菌・ウイルス・カビ・水銀・農薬・添加物などのアレルギー物質が取り込まれてしまう状態のことを言います。
そこからアレルギーが発症したり、ビタミン・ミネラルなどを含むタンパク質も炎症により損傷されて、栄養素の吸収が低下するなどが起こります。
では、リーキーガット症候群は何が原因で起こるのでしょう?
①グルテンの摂取(小麦粉などに含まれるタンパク質)
②カゼインの摂取(乳製品に含まれるタンパク質)
③甘い物(白砂糖(=悪玉菌の餌)が含まれる食品)をよく食べる
④保存料・人口甘味料(腸内細菌を殺す)
⑤質の悪い油の摂取(酸化した油・トランス脂肪酸など)
⑥ミネラル不足
⑦タンパク質不足(タンパク質は腸粘膜の材料)
その他にも・食べ過ぎ(消化不良)・カフェインの過剰摂取(腸の働きが悪くなり悪玉菌が増殖)・アルコールの過剰摂取(悪玉菌の餌)・
抗生物質の服用(善玉菌が減少し、悪玉菌が増殖する)・胃薬の服用
などがあります。
私たちの身近にあるものばかりですね。上記を含む食べ物を全く食べないようにではなく、リーキーガット症候群の原因にもなるのだと意識することが大切だと思います。
不足の場合はサプリや食品で補うことが大事ですが、主に上記を含む食品を意識して控えるだけなので、お金もかからず取り組みやすいですよね!
次回はリーキーガット症候群が原因と考えられる体の不調について書いていこうと思います!!